歯が抜けたのに「痛くない」…だから放置してしまう
町田市鶴川で診療をしていると、
「歯が抜けたけど痛くないので、そのままにしている」
「忙しくて後回しにしてしまった」
というご相談をよくお聞きします。
結論から言うと、
歯が抜けた直後に痛みがないことは珍しくありません。
ただし、痛みがない=問題がない、ではありません。
実際には、静かに進むリスクがいくつかあります。
なぜ痛くないのか?よくある理由
① 抜けた原因が「慢性」だった
歯周病などでゆっくり悪くなって抜けた場合、
急性の炎症が少なく、強い痛みが出ないことがあります。
② 神経がすでに弱っていた・ない歯だった
以前に神経の治療をしていた歯や、神経が弱っていた歯は、
抜けても痛みを感じにくいことがあります。
③ 一時的に「噛まない場所」になっている
奥歯などで、反対側で噛むクセがついている場合、
抜けたところを使っていないため違和感が少ないことがあります。
※痛みがない理由は人によって異なります。実際の状態は口の中を見ないと判断できません。
痛くなくても、放置で起きる「静かな変化」
歯が抜けた状態を放置すると、お口の中では少しずつ変化が起こります。
- 隣の歯が倒れてくる(空いたスペースに寄ってくる)
- 噛み合う歯が伸びてくる(相手がいないため挺出する)
- 噛み合わせがズレる(片側噛み・顎への負担)
- 食べ物が詰まりやすくなる(清掃性が悪くなる)
- 顎の骨が痩せる(将来の治療が難しくなることも)
放置の変化をまとめた記事は、
▶︎
抜歯後、何もしないとどうなる?放置で起きる5つの変化
で詳しく解説しています。
放置が長いほど、治療が難しくなることがあります
歯が抜けたままの期間が長くなると、
歯が動いてスペースが狭くなったり、骨が痩せたりして、
本来より治療が複雑になることがあります。
「今は痛くないから大丈夫」と思っていたら、
数年後に「治療が大変になっていた」というケースは少なくありません。
治療の選択肢は主に3つ
歯を失った場合の治療は、主に次の3つです。
- 入れ歯
- ブリッジ
- インプラント
▶︎
抜歯後の治療選び(3つの治療法)
も参考にしてください。
インプラントが選ばれる理由(放置層ほど相性が良い)
ブリッジや入れ歯も選択肢ですが、
周囲の歯に負担がかかることがあります。
インプラントは、失った歯を単独で回復でき、
隣の歯を削らずに済むことが多いのが特徴です。
▶︎
ブリッジ・入れ歯よりインプラントが選ばれる理由
もあわせてご覧ください。
まずは「今の状態」を知ることが大切です
歯が抜けたのに痛くない場合でも、
放置してよい状態かどうかは、実際に診てみないと分かりません。
なごみ歯科では、
無理に治療をすすめることはせず、状態と選択肢を丁寧にご説明します。
町田市鶴川で、歯が抜けたまま気になっている方は、
ぜひ一度ご相談ください。
監修:院長(田島 光明)
執筆:副院長(中田 雅昭)